5200の先台車作り直し
先月、Mさん宅で集まりがあり、5月の展示会で好調だった5200を持参して運転したところ、先輪が良く回らないことが判明しました。
持ち帰って先台車を外して単独で転がすとかなり渋い。そもそもこの先台車は、シリンダーと第1輪の接触を防止するためカーブで前にせり出すようにしたり、擦れ合が滑らかになるように微小な鋼球を入れたり、ロンビックイコライザーを組み込んだりして複雑な構成となりました。車軸に左右一体の軸受がないので、車軸に掛かるフリクションが小さくなかったと思われます。
そこでシンプルな構成の先台車に作り替えることにしました。現在製作中の5160と同様に、先台車はボギーとはせず、第2軸はフレームに固定し第1軸のみ首を振らせるようにします。
完成した機関車に容易に追加できるように、第2軸の軸受、第1軸の首振りセンター、第1,2軸のイコライザー中央支点を2軸ユニットとして1枚板にまとめ、これをシリンダーブロック下で上下を留めるビスで取り付けるようにしました。
2軸ユニットを取り付けた状態
2軸ユニットの構成品
1軸先輪
1軸先輪の構成品
復元はφ0.3ベリリウム銅線の線ばねです。
前先台車の反省から、第1,2軸ともに、φ4の丸棒からパイプを旋削し回り止め加工を行った、一体の軸受を付けました。軸受けやイコライザー支点やセンターピンの段付きワッシャの旋削は、新規導入したML-210で行いました。
1軸先輪を取り付けた状態。
試運転の結果は、オイルなしでも両輪とも軽く転がり、カーブでシリンダーとの接触もなく、良好でした。
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