August 09, 2019

5200の先台車作り直し

 先月、Mさん宅で集まりがあり、5月の展示会で好調だった5200を持参して運転したところ、先輪が良く回らないことが判明しました。

 持ち帰って先台車を外して単独で転がすとかなり渋い。そもそもこの先台車は、シリンダーと第1輪の接触を防止するためカーブで前にせり出すようにしたり、擦れ合が滑らかになるように微小な鋼球を入れたり、ロンビックイコライザーを組み込んだりして複雑な構成となりました。車軸に左右一体の軸受がないので、車軸に掛かるフリクションが小さくなかったと思われます。

 そこでシンプルな構成の先台車に作り替えることにしました。現在製作中の5160と同様に、先台車はボギーとはせず、第2軸はフレームに固定し第1軸のみ首を振らせるようにします。

 完成した機関車に容易に追加できるように、第2軸の軸受、第1軸の首振りセンター、第1,2軸のイコライザー中央支点を2軸ユニットとして1枚板にまとめ、これをシリンダーブロック下で上下を留めるビスで取り付けるようにしました。

2軸ユニットを取り付けた状態

Sendaisha5

2軸ユニットの構成品

Sendaisha6

1軸先輪

Sendaisha9

1軸先輪の構成品

Sendaisha8

復元はφ0.3ベリリウム銅線の線ばねです。

 前先台車の反省から、第1,2軸ともに、φ4の丸棒からパイプを旋削し回り止め加工を行った、一体の軸受を付けました。軸受けやイコライザー支点やセンターピンの段付きワッシャの旋削は、新規導入したML-210で行いました。

 1軸先輪を取り付けた状態。

Sendaisha4

Sendaisha3

 試運転の結果は、オイルなしでも両輪とも軽く転がり、カーブでシリンダーとの接触もなく、良好でした。

 

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February 19, 2019

形式7200のDCC化

 半年程前に、H御大から形式7200を譲っていただきました。TMS401号(81年5月)に発表されたものです。

 この機関車には鐘がついています。機関車はPFMサウンド対応ですが、SL1では鐘の音が出せません。そこでDCC化を検討したところ、次のようにすれば実現できるのではないかとの結論を得ました。
1.エンジン側にはデコーダー搭載スペースはないので、スピーカーを薄型に変えてサウンドトラックスのデコーダーをテンダーに搭載する。
2.デコーダーからモーターへの配線は2回路のマイクロコネクタを経由する。
3.エンジン側で集電した右レールからの配線は単ピンのICソケットを利用したコネクタを経由する。
4.デコーダーからヘッドライトへの配線は実現困難のためヘッドライトは常時点灯にする。

 テンダー内部です。
Dcc1
 黒の絶縁テープでくるまれているのがデコーダーで、前回、形式5000から外したサウンドトラックスのマイクロツナミLight Loggingです。右側ベージュ色が2回路のマイクロコネクタで、コネクタが内側に引っ込むようにその搭載基盤をスペーサを介して取り付けました。左側床下から覗いているのがエンジン側集電を中継する単ピンのコネクタで、床下の基板についています。この基盤を床下に留めるビスは、絶縁ワッシャを介して床上の黒いナットで留められ、エンジン側集電の配線を床上に中継します。
 左側に見える基板はもともと右レール集電を行うため、テンダーの前方台車の絶縁側に取り付けられていた集電ブラシで、右レール集電をエンジン側から単ピンコネクタで中継するようにしたので不要になったことと、テンダー車輪の転がりを妨げていたことの2点から取り外しました。

 床下側です。
Dcc2

 スピーカーの厚さ比較です。
Dcc4
 写真左がオリジナルで、厚みのあるスピーカーにホーンによる音響効果を狙った真鍮挽もののアダプタが付いていました。右が薄型のスピーカーでMRCのサウンドデコーダーに添付されていたものです。当初、スピーカーの交換だけで行けると考えていましたが、0.5mm厚さオーバーだったのでアダプタを外しました。音質、音量ともに問題はありませんでした。

 エンジン側です。
Dcc3
 ドローバーの左がマイクロコネクタからモータへのリード、右側の丸いのが単ピンコネクタの受け口で、フレームに開けた孔に差し込んでハンダ付けしました。

 ヘッドライトは、もともと前進・後進にかかわらず点灯していたのでダイオードブリッジが入っていると判断し、そのままです。試運転でも問題ありませんでした。

 記念撮影です。
Finish

 鐘の音を響かせて走っていますが、完成から40年近く経っているので塗装がかなり痛んでいます。折を見て塗り替えようと考えています。

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February 05, 2019

形式5000 サウンドデコーダーの置き換え

 学生時代に2号機としてフルスクラッチした形式5000はリニューアル、DCCサウンド化、テンダーの3点支持化、モーターのコアレス化を経て現在も健在です。形式7450に使ったサウンドトラックスのデコーダー:エコナミUKサウンドが大変気に入ったので形式5000にも適用すべくデコーダーの調達は済んでいましたが、スクラッチ優先でなかなか手を付けられないでいました。
 年明け早々、不覚にもテニススクールのレッスン中に転んで右手首骨折。添え木で固定され工作休止を余儀なくされました。
Cast
 1週間ほど前に添え木が取れ、配線作業ぐらいはできるようになったので、形式5000のデコーダー置換を行いました。
5000dcc2
 サウンドをより大きくするため、モーター下部左右の隙間をプラ板(写真の白い板)でふさぎ、車体の密閉性を高めました。

 試運転をしてみるとたまに集電不良で止まっては、自力で動きだすという現象が発生しました。そういえば何年か前にMさんのレイアウトで運転させていただいたときに同様の現象があったことを思い出しました。当時は深く追求せずに放置していたものです。
 前進とバックを比べるとこの現象の頻度は前進のときのほうが多いことが分かりました。本機はテンダーモーターなので、モーター軸を中心として車体がねじれる力が発生し、テンダーの片側車輪が浮き上がって集電不良となり、停止したらねじれが戻って自力で動き出すのではないかと思い至りました。テンダーは全軸(左右)集電、エンジンは片側(右側)集電なので、テンダーの左側車輪が浮いたら集電途絶。右側車輪が浮いてもエンジン側の集電ルートがあるので途絶はしません。モーターの回転方向は、前進時にテンダーの左側が浮く方向、バック時はその逆になっており、発生の頻度差と一致します。
 対策は、(1)エンジン側の駆動系のフリクションを減らしてねじれを小さくすること、(2)ねじれた状態でも車輪が浮かないように下向きにスプリングで押す。の2点で、駆動系の注油をやり直し、次のように各軸にスプリングを追加しました。
Spring
 第1,3軸は左右両側、第2軸は集電シューと干渉するので左側のみです。

 これで安定して走るようになりました。


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November 21, 2014

8550のパワーアップ

 非力だった形式8550にウェイトを補重しました。
Weight1
 補重前の総重量335gが424g(エンジン325g、テンダー99g)になりました。テンダー重量をドローバーを介してエンジンにかけるようにしたので、軸重配分は、先輪26g、動軸320g、テンダー78gとなり、牽引力実測値は68gと、満足できる結果となりました。平坦路650Rで金属製ボギー客車8両を牽きました。
 補重したのは次のとおりです。
煙室サドル、フレーム、ギアボックス外周、モーター下
Weight2
ボイラー側面
Weight3
キャブ屋根
Weight4
火室脇
Weight5_2
 フレームや屋根など見えるものは黒く塗って固定しました。

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February 08, 2014

9600の改良

 レイアウトの線路状態確認のために珊瑚模型店のキットを組んだ2軸テンダーの9600を走らせてみるとあまり調子がよくありません。新車当時は調子良かったのに・・・といろいろ調べてみると、ブレーキシューと動輪の接触によるショートとモーターのトルク低下が原因でした。ショートは、線路状態によって動輪が上下に動きますが、その位置によって発生していたもので、シューを削って、絶縁材としてエポキシ接着剤を塗って解決しました。
 モーターはφ15のコアレスですが、経年でこんなに変わるものなのでしょうか?無理を言ってNyさんから譲っていただいたミネベアのSE15HOSLTPがぴったりだったので交換したら快調になりました。
 また、2軸テンダーのためか時々集電不良が発生しました。ロンビックEQ化を検討しましたがスペース的に無理だったので3点支持にしました。第1軸の中央に支点を設け、フレームの軸孔をフライス加工で縦長にして完了です。
Tendereq
 今回、いろいろといじっているうちに、エンジンの後部端梁とキャブ下ステップが外れ、ダミーのヘッドライトが折れてしまいました。後部端梁は部分的に塗装をはがしてはんだ付けし直し、洗浄後いさみやの黒のプライマーを吹いて修復しました。今回の修復ついでにDCC化を行い、ヘッドライトは点灯化しました。煙室前面の塗装をはがし、ヘッドライトのレンズ部分をフライスでくりぬいてパイプを介して煙室前面に取り付けました。オレンジ色のチップLEDに8mAの定電流ダイオードを組み合わせましたが、まだ明るすぎるようです。
9600finish


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December 08, 2013

形式6760の改良

 レイアウトの線路状態確認のため、DCC化の済んだ6760を引っ張り出して運転してみました。以前Mさんのレイアウトでは快調だったのに、今回はテンダーの集電不良が多発しました。線路側にも多少原因があると思いますが、万全を期すため、テンダーにイコライザーを追加することにしました。
 検討の結果、第1軸と3軸にロンビックイコライザーを適用し、第2軸はスプリングで押さえる方式にしました。t3.0の板でロの字型のフレームをつくり、これに縦・横のイコライザーを止め、このフレームを 床板にビス止めします。この方法は、先の大震災の津波で水没被害にあったUsさんの機関車の修復プロジェクトで、形式5060の修復時にロンビックを追加したUyさんのアイデアを参考にしたものです。イコライザーシステムをユニット化することによって比較的簡単に追加することが出来ます。
Req1
 
Req3

Req2
 なお、テンダーフレームの軸孔はフライスで縦長に加工しました。
 
 これで集電は改善されましたが、牽引力不足が露呈しました。バランスをチェックしたら極端なトップヘビーだったので、動輪軸重不足と判断し、ボイラー前方のウエイトを削除したところ、牽引力の向上が見られました。本来はテンダーの重量をロコに掛けてバランスを取るべきところですが、死重を削除してバランスを取るだけでも有効なようです。

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August 01, 2012

形式5000の改良

 昨年7月にDCC化した形式5000ですが、集電不良が頻発していました。今回5200のめどがついたのでようやく対策をとる気になり、調べてみるとほとんどがテンダー側の集電不良で、ごく稀にロコ側でも発生することが分かりました。
 対策として、テンダーにイコライザーを追加して3点支持とし、テンダー絶縁側に集電シューを追加しました。
Equalizer
 これで集電不良が改善されると、2軸客車2両がやっととかなり牽引力が不足することが明らかになりました。本機はテンダーモータでボイラーにはたっぷりウエイトを流し込んであり、明らかにモータ(マシマのMH-1220)の力不足です。もともとDH13が収まっていたのでφ13のコアレス:ミニモーター社の1319に交換することにしました。スピーカ取り付け板とスピーカの干渉する部分を削って何とか収まりました。
Motor
 このモータはかなり強力で金属製のボギー車6両を軽く牽き、さらに負荷を増やすと動輪が空転するのでフレーム内のシリンダー部分、第1動輪部分、灰箱内にウエイトを追加しました。それでもパワーを持て余しているので主動輪をゴムタイヤ化しました。
Weight
 これで平坦線、700Rで金属製の古典ボギー客車6両+2軸古典客車7両を牽くようになりました。千曲鉄道の山線もいけるのではないかと、いずれ挑戦させたいですね。

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July 08, 2011

形式5000のDCC化

 この機関車は学生時代にスクラッチ2号機として製作し、20年ほど前にリニューアルしたものです。テンダモータ方式でDH13がテンダいっぱいに収まっていました。今回DCC化するに当たって小型モータを機関車側に搭載しようと考えましたが、火室下部の幅が8ミリと狭くウエイトがぎっしりと流し込まれていたので見送らざるを得ませんでした。
 モータ、スピーカ、デコーダをテンダに収めるのは難しいので、マッチ箱客車を音源車に仕立てるしかないと考えていましたが、モータの長さがが20ミリぐらいならφ20のスピーカと小型デコーダが収まることが分かりました。DH13を収めるためにテンダーの開口部をぎりぎりまで大きくしてあったのが幸いしました。
 モータはマシマのMH-1220、デコーダは形式2120に使おうとしたサウンドトラックスのマイクロツナミを用いることとして、モータ取り付け板、スピーカバッフル板を現物あわせで作成。さらにモータの両側のスペースにウエイトを積んでうまく収まりました。テンダモータ方式のため、もともとテンダには左右レールからのリードが来ているので機炭間のリード追加は不要です。
5000dcc
 テンダは床板が隙間だらけで、エンクロージャとは程遠いですが、そこそこの音量が出ています。
5000kannsei

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