« 形式6400のDCC化 | Main | 水没車輌の修復(2) »

August 26, 2011

水没車輌の修復(1)

 しばらく更新をサボっていましたが、この間はマツモト製の或る列車5両の室内灯追加工事を行っていました。椅子などのインテリアはまだですが、ダブルルーフのモニター窓から明かりが漏れるのはなんとも言えず良いものです。
Shitsunaitou

 さてこの次ですが、東日本大震災の津波による浸水で水没した機関車模型の修復をお手伝いすることになりました。この機関車は、古典機ファンならご存知、Uさんの30年ほど前の秀作で、旧関西鉄道の鬼鹿毛、後の形式7650です。
Beforezenntai

 水が引いた後もかなりの間手を付けられなかったため、ご覧のような惨状です。
 ビスは一部さび付き寸前のところもありましたがなんとか分解できました。車輪のダイカスト輪心とその周囲に白い塩の結晶のようなものが付着し、真鍮や洋白にはいたるところに緑青(と思われるもの)が吹いていました。
 動輪押さえ板には白色に混じって緑青のようなものがみられます。
Beforeframe
 

 テンダー床下は鉄製部品がないのに赤錆のようなものが出ています。
Beforetender_yukashita
 先輪の輪芯は、スポークも見えないくらいすっかり白い付着物に覆われています。
Beforesenrin

 錆による膨張や腐食などで半田付け箇所がはがれたり、外れたりしているのではないかと心配しましたが、ざっと見た限りでは問題ないようです。錆や白い付着物、緑青を除去できれば修復可能と判断しました。
 そこで車輪を鍋に入れてお湯で煮てみましたが白い付着物は溶けませんでした。ダイカストの輪心に多く発生しているので、ダイカストをキーワードにして調べたところ、どうやら水酸化亜鉛らしいことが分かり、希酸かPH11以上のアルカリ水溶液で溶けるとのことでした。

|

« 形式6400のDCC化 | Main | 水没車輌の修復(2) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 形式6400のDCC化 | Main | 水没車輌の修復(2) »