August 22, 2019

ML-210の改良

 ML-210は、従来使っていたSherlineよりも剛性が高い優れものですが、送りハンドルの目盛りがが見にくく、縦送りハンドルのゼロ調節はかなりやりづらいです。

 これらを改善するため、名著「ミニ旋盤を使いこなす本」を参考に送りハンドルを自作しました。目盛りの最小単位を0.01mmにしたかったので、Sherlineの送りハンドルの目盛りを移植しました。

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 材料は一部軟鋼指定もありますがすべて快削真鍮を用いました。Sherlineの目盛りリングの直径が5mmほど太いので目盛りのマーカーをかさ上げしました。

横送りハンドル

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縦送りハンドル

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芯押し台ハンドル

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 目盛りリングのつば部分はローレット加工をする予定でナーリングツールを手配しましたが、未入手なので後日行います。

 

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August 10, 2019

KKC 競作

 所属するKKCで久しぶりの競作です。お題はモーガル。参加できるのは最後かもしれないので、仕掛の5160を凍結して参加することにしました。

 候補はいくつかありますが、まず、7500、7700,7950,8400の4機種に絞りました。それぞれの選定理由は次のとおりです。

7500:動輪目当てで入手した5900のキットのボイラーの有効利用。

7700:以前から作りたいものリストにあって、5500のキットのテンダーを確保してある。

7950:コンさんが最近入手されたΦ15.2動輪がぴったりなのと、「次はロジャース製を」いう思いと一致する。

8400:これもロジャース製で動輪もコンさん大量入手の17.5がぴったり。さらに既作の8550,8380とビルダー違いの同クラスというのも魅力。 

 ということで甲乙つけがたいのですが、最近手が遅くなったのでフルスクラッチの7950,8400は納期的に無理。以前から作りたかった思いが強い7700に決定しました。

Iw

Zumen

 今回見送った機種も作りたいものリストに追加しておきます。

 

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August 09, 2019

5200の先台車作り直し

 先月、Mさん宅で集まりがあり、5月の展示会で好調だった5200を持参して運転したところ、先輪が良く回らないことが判明しました。

 持ち帰って先台車を外して単独で転がすとかなり渋い。そもそもこの先台車は、シリンダーと第1輪の接触を防止するためカーブで前にせり出すようにしたり、擦れ合が滑らかになるように微小な鋼球を入れたり、ロンビックイコライザーを組み込んだりして複雑な構成となりました。車軸に左右一体の軸受がないので、車軸に掛かるフリクションが小さくなかったと思われます。

 そこでシンプルな構成の先台車に作り替えることにしました。現在製作中の5160と同様に、先台車はボギーとはせず、第2軸はフレームに固定し第1軸のみ首を振らせるようにします。

 完成した機関車に容易に追加できるように、第2軸の軸受、第1軸の首振りセンター、第1,2軸のイコライザー中央支点を2軸ユニットとして1枚板にまとめ、これをシリンダーブロック下で上下を留めるビスで取り付けるようにしました。

2軸ユニットを取り付けた状態

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2軸ユニットの構成品

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1軸先輪

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1軸先輪の構成品

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復元はφ0.3ベリリウム銅線の線ばねです。

 前先台車の反省から、第1,2軸ともに、φ4の丸棒からパイプを旋削し回り止め加工を行った、一体の軸受を付けました。軸受けやイコライザー支点やセンターピンの段付きワッシャの旋削は、新規導入したML-210で行いました。

 1軸先輪を取り付けた状態。

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 試運転の結果は、オイルなしでも両輪とも軽く転がり、カーブでシリンダーとの接触もなく、良好でした。

 

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August 07, 2019

ML-210がやってきた

 20年余り愛用してきた米国製の旋盤、Sherlineのベッドと主軸の平行性に歪みが出たようで、丸棒を削るとごくわずかですが、テーパーが付くようになりました。そこで、サカイのML-210を複数在庫しているコンさんにお願いして1台譲っていただき、2週間前に我が家にやってきました。

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 QCTPはt5.0の真鍮板でかさ上げしてそのまま使えます。

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 コレットはコンさんに紹介していただいたネットショップでは在庫切れだったので、アマゾンで見つけたER16 コレットチャックとコレットを注文。チャックは中国製、コレットは台湾製でした。

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コレットチャックの引きネジはたまたまフライスに添付されていたM6の長ネジとナットが適合したので、とりあえず試運転できました。

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コレットには特に問題は無いようで、一安心です。

 心押し台のロックボルトは、鍋屋バイテックのクランプレバーに置き換えました。

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 試運転してみて感じたのは、ダイヤル目盛りの見にくさと操作しにくさで、今後改良していこうと思います。Sherlineの目盛りが移植できるといいのですが。さらに、DRO化もやる予定です。

 

 

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July 19, 2019

5160(26)ボイラー2

 洗口栓とボイラーバンドを付けました。

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洗口栓は市販品に適合品がないので旋削しました。ボイラーバンドは市販のt0.2の真鍮帯板をヤスリでしごくようにしてt0.1まで薄くしたものです。当初、t0.1真鍮板から遠藤機械の切断機で切り出そうとしたら、薄すぎるのか、上下の刃に噛んでしまってうまく行きませんでした。

 ボイラーバンドはt0.4のアルミ板で次のような治具を作って位置決めを行いました。

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July 12, 2019

5160(25)ボイラー1

 ボイラーを丸めました。

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下廻り、キャブと仮組したら、機関車らしくなってきました。

 本機は煙室部分が細くなっていないので、火室から煙室まで一枚板です。t0.3真鍮板を用いました。煙室部のリベットは打ち出しです。クリーニングホイールの小円周上のリベットはCADでXY座標を割り出し、他より小さなダイで打ち出しました。外形罫書きのマーキングやハンドレールノブやドームなどの取付孔のポンチマークも一緒に打ちました。

 接合部分の丸みをきれいに出すために5ミリほど余幅を持たせ、丸めた後で切断します。火室後部、煙室前部も丸めの際にめくれが出るので5ミリほどの余長を付けておき、丸め後に切断しました。

 接合部は内側にU字状の補強材をハンダ付けしました。フレームと仮組して現物合わせで煙室下部にフレーム・シリンダーブロックとの取り付けビス孔をあけM2.0 タップを立てました。

 ボイラーの水平を確認したところ問題なしでした。

 

 

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June 23, 2019

5160(24)キャブ3

 キャブが箱状になりました。

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  通常、キャブ内の工作や塗装のために屋根を脱着式にしますが、本機はキャブの側板と屋根が1枚板を曲げたものなので、それができません。そこで、キャブをランニングボードから脱着することにしました。ただし前妻板はボイラーとともにランニングボード側に固定します。

 まず、一体のキャブ屋根と側板の外形と窓を整え、窓枠を抜いた内板を張り付け、さらに側板下部ランニングボードにビス留めするために角パイプを加工したアングルを取り付けます。

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 ランニングボードにはキャブ取付用の4つのビス孔をあけます。

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 次の写真のように、ランニングボードにキャブ屋根+側板をビス留めした状態で、前妻内板(写真左下)と後妻板(写真右下)をはめ込み、内側からハンダを流して固定しました。妻板の位置は側板の内板の幅で決まるようにしてあるので、容易に組立てることができました。

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前妻内板は、前後妻板の屋根カーブを揃えたり、屋根カーブを調整する治具としてt1.0真鍮板で作ったものを再利用したもので、前妻の窓やボイラーを避けるように枠状にしました。下部は後ほど開口します。

 

 

 

 

 

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June 13, 2019

5160(23)キャブ2

 キャブ妻板の外周を仕上げ、窓を抜いた後、裏面にt0.3真鍮板の内板を張り付けて窓枠を抜きました。

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 前妻のボイラー部分、後妻の出入り口部分はまだ抜いていません。

 側板+屋根は曲げたときに窓上部やひさし部分がダレないように、側板の下半分と窓の下部のみ仕上げた状態で曲げました。

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 折り曲げ手順は、まず屋根の大きなカーブを曲げロールや適当な直径の丸棒を用いて曲げ、次に治具を用いて肩の部分を曲げました。その後妻板のカーブにフィットするよう丸棒や指で調整しました。

 洋白板はカーブを曲げる際に折れが出やすいので、確認のためサーフェサーを吹きました。良さそうなのでこの後ひさし部分と窓の仕上げに入ります。

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May 15, 2019

5160(22)キャブ1

 手首の骨折で1月から3月まで中断を余儀なくされたのでKKC展示会には間に合わなくなったため、のんびりと進めています。
 エンジン、テンダーとも下廻りの大まかがができたので上廻りに移ってキャブに着手し、リベットを打ち出しました。
 本機のキャブの側板と屋根は1枚板なので、妻板の外形と同じものをt1.0真鍮板で作り、これに側板+屋根と同じ厚さの板をハンダ付けして寸法を決めました。写真を参考にリベットパターンを検討し、図面化します。
 前後妻板、側板+屋根、いずれもt0.2洋白板を用い、仕上がりより一回り大き目に切り出して、リベットと罫書きのマーキングを一緒に打ち出しました。
 前妻裏面
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 後妻裏面
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 側板+屋根表面
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 キャブのリベットは大小2種類なので、ダイの穴径は大:φ0.3、小:φ0.2とし、途中でダイを入れ替えて打ち分けました。見づらいですが、側板+屋根の中央部分(屋根部分)が大、側板の周囲が小です。

 周囲にあるのが罫書きのマーキングです。この後裏面に罫書きをして外周、窓孔を仕上げていきます。 

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April 19, 2019

5160(21)エンジン後部端梁

 エンジン後部に端梁が付きました。

Raer-end-beam1 Raer-end-beam2

 この機関車の後部端梁はチャンネルを背中合わせに貼り合わせ(H型鋼かも)、両端が円柱状になった珍しい形状です。適当な快削真鍮角棒をフライス盤でH型鋼状に加工しました。ボルトは背中合わせのチャンネルを固定していると想定し、裏側もハンダを吸い取り線で除去してボルト状に仕上げました。

 両端の円柱は適当なパイプにすり割りを入れてはめ込みました。

 

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